カラーひよこはお祭りで買ってはいけない?どんな理由?

ほとんどの人が鶏の子供を「ひよこ」と呼ぶことは知っていますが、カラーひよこについては聞いたことがありますか?

「カラーひよこ」の名前は聞いたことがあっても、実際に見たことがない、どんなものか詳しく知らない、といった人が多いと思います。

そこで今回は、なぜカラーひよこを買うべきでないのか、その理由をお話しします。

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そもそもカラーひよことは?

まずは、カラーひよことは何なのか詳しく説明しますね。

カラーひよことは、体の色を赤や青、ピンクなどの染料で変えたひよこのことです。

以前はお祭りの屋台などでよく売られていましたが、最近では少なくなっています。

これらは主に愛玩用として扱われます。

一方で、鶏は雌のものだけが卵を産むため、品種によっては雄の鶏の生産効率が低いとされています。

そうした雄のひよこが、カラーひよことして売られることがあります。

成長すると、カラーひよこも通常の鶏と外見上の違いはなくなります。

ですから、長期間飼育を考えている場合、カラーひよこの購入はお勧めできません。

カラーひよこを最近見かけなくなったワケ

最初にも触れましたが、最近はお祭りの屋台でカラーひよこを見かけることが少なくなっていますよね。

なぜそうなっているのでしょうか?これからその理由を一つ一つ詳しく説明していきますね。

寿命が短すぎる

カラーひよこがなぜ寿命が短いかというと、製造から販売までの環境が厳しいためです。

カラーひよこの色をつける方法は、ひよこを染料に漬けるか、スプレーで染料を塗るというシンプルなものです。

この時、染料を早く乾かすために熱風を当てることがありますが、これがひよこにとっては大きなストレスになり、弱ってしまう原因となります。

さらに、販売時の環境も良くないことが多く、たくさんのひよこを狭いダンボール箱に詰め込むため、ストレスが増してしまいます。

そのため、寿命が短くなってしまう個体が多くなるのですが、中には購入後に元気に成長する鶏もいます。

もしそうなったら、大切に育ててあげてくださいね。

動物愛護的にアウト

動物愛護の精神が広まるにつれて、カラーひよこの作り方や販売方法が問題視されるようになり、日本では見かけることが減ってきました。

この方法でひよこを扱うことが、命を大切にする精神に反すると考える人が増えているからです。

多くの人が、寿命を縮めるような加工がされたひよこをかわいそうと感じ、その販売に反対しています。

しかし、海外ではまだ子供たちに人気のお祭り商品として売られており、カラーひよこはなくなっていません。

動物愛護を重視する考え方がさらに浸透していけば、全世界でカラーひよこの販売が見直されることになるかもしれませんね。

ひよこを買いたいなら知っておくべきポイントは?

もし、あなたがひよこを飼うならば、気を付けておくべきポイントがいくつかあります。

ここでは、ひよこを飼おうか迷っている人から挙がる、よくある質問と回答を紹介します。

大人に成長しても飼える?

まず大切なことは、ひよこが成長すれば大きくなって鶏になるということを理解しておく必要があります。

ひよこは確かにかわいいですが、生きている限り必ず鶏になります。

鶏になっても、しっかりと面倒を見ることができる人だけが飼うべきです。

次に、飼育に必要な環境や費用の準備ができているかを考えましょう。

例えば、庭で鶏を飼う場合、鶏小屋の建設などの初期費用がかかりますし、毎月の餌代も必要です。

また、鶏は意外と長生きすることがあり、10年ほど生きることもあります。

だから、最後まで責任を持って飼うことができるかどうか、よく考えてみましょう。

さらに、成長した鶏の鳴き声は非常に大きいので、近所とのトラブルが起きないかも確認が必要です。

これらの点をしっかりと考慮した上で、ひよこを迎えるか決めてください。

どの店でひよこは買える?

ひよこを飼いたいと考えている方のために、買える場所をいくつか紹介しますね。

まず、お近くにホームセンターがあれば、そこのペットコーナーをチェックするのが便利です。

もしペットコーナーでひよこが見つからなかった場合は、店員さんに入荷時期や取り寄せが可能かどうか尋ねてみましょう。

対応してもらえることがありますから、ぜひ試してみてください。

もう一つの方法は、インターネットを利用した通販です。

ひよこ専門の通販サイトは検索するとすぐに見つかりますので、特定の品種を求めている方や、豊富な専門知識を持つ販売者から購入したい方には特におすすめです。

さらに、知り合いからひよこを譲り受ける方法や、里親を探しているサイトで募集がある場合もあります。

意外と多くの方法でひよこを手に入れることが可能です。

ひよこを飼うとき注意すべきことは?

ひよこを初めて飼育する際に特に注意が必要なのは、温度管理です。

ペットを飼ったことがある方ならわかるかもしれませんが、飼育する動物によっては、エアコンや温度調節機器を使って、常に温度を一定に保つ必要があります。

ひよこも体温調節の機能が低いため、飼い主がきちんと管理する必要があります。

具体的には、飼育箱にヒーターや電球を取り付けて、暖かい環境を作ってあげることが重要です。

室温に応じてヒーターの強さや電球のワット数を調整し、特に孵化したばかりのひよこは、30度以上を保てるようにしましょう。

リラックスして眠れるくらいの温度が適温です。

成長につれて徐々に温度を下げ、外気温や室温に慣れさせていくことが大切です。

この温度管理に気をつければ、ひよこは健康に育ってくれます。

カラーひよこは飼育に向いていない

カラーひよこは長期間の飼育には向いていない特性がありますが、ひよこそのものはとてもかわいく、意外と多くの場所で手に入れることができます。

もし雌のひよこであれば、成長すると卵を産むことも期待できますね。

ただし、ひよこが成長してにわとりになると、そのお世話はさらに大変になります。

大きな鶏になってもちゃんと面倒を見る自信がなければ、飼い始めるべきではありません。

もし機会があれば、これらの情報をよく考えた上で、ひよこの飼育を検討してみてはどうでしょうか。